葉酸の欠乏症に注意!
人間は多種多様な栄養から成り立っており、それらを過不足なく摂取することが理想です。
しかし現代の食生活では脂質や塩分が過剰になりやすい一方で、葉酸は欠乏しやすいと指摘されます。
この葉酸には欠乏症があるため、もっとリスクを理解した上で適切に摂取するべきです。
この欠乏症が何を招くか、そしてどうやって予防するかを見ていきましょう。
葉酸の主な働きは『細胞の新陳代謝を活発化』することであり、人間の体は死ぬまで細胞分裂を繰り返している都合上、「年を取ったから摂らなくていいや…」とはいきません。
食欲が減退して摂取しにくくなったら、サプリメントの活用も意識しましょう。
そして葉酸欠乏症になった場合だと、新陳代謝が衰えることでの老化もそうですが、貧血や免疫力低下はかなりの痛手でしょう。
血液が減れば行動が大きく制限されますし、免疫力がなくなれば大病にも感染しやすくなるため、欠乏症は生活全般に悪影響を及ぼします。
また、妊娠中は胎児も細胞分裂を行っているため、妊婦と子供の実質二人分の栄養が必要です。
だから妊婦の欠乏症は非常に多く、このときに不足すると胎児の成長に影響し、障害が起きやすくなるのです。
それどころか、重度の不足だと死亡リスクすらあるでしょう。
そのほかにもガンが発生しやすくなるなど、この欠乏症は想像以上に恐ろしい状態です。
それを防ぐ最善の方法としては、やはり『葉酸を摂りやすい食生活の構築』ですね。
具体的には『緑黄色野菜中心の食事』であり、ほうれん草やブロッコリーをできるだけ生に近い状態で食べれば、効率良く摂取できます。
少しの調理ならしても大丈夫ですが、葉酸は熱にも水にも弱い特性があるので、サラダにして食べるのがおすすめです。
「食事だけで対策できるなら楽かも?」と思うかもしれませんが、普段の食事内容を良く考えてみましょう。
今まで野菜が不足していた食卓へ急激に追加するというのは、財布にも手間にも優しくありません。
食事内容が整うまでのつなぎなら、サプリメントも有効です。
食べ物で補えるのが一番ですが、それ以上に不足しないのが大事なのを覚えておきましょう。